やることを覚えたつもりでもすぐに忘れてしまう
資料チェックしても、誤字脱字が多い
知らない間に相手が怒って、叱られる
このような悩みを解決する良い一冊を見つけましたので、ご紹介します。
仕事のミスが絶対になくなる頭の使い方(著者:宇都出雅巳)
タイトルから難しそうな本かと思いましたが、私達が普段してしまうミスを分かりやすく分類分けし、脳のメカニズムから紹介されております。
ミスの対策をまとめてますので、本日から活用することができます。
この本を読めば、”ミスが多いなと悩んでいた自分”から解放されます。
私の結論から書くと、
”気になることを減らし脳をすっきりする。ミスは恐れず積極的に行動し、経験する”
です。
ちなみに、本のタイトルにある”仕事のミスが絶対になくなる”って書いてある点が気になる方はぜひこの本を読んでみてください!
「なるほど」と思う答えが書いてありますよ❗
ミスを4つに分類!自分のミスを知ることで対策が立てれる!?
ミスについては下記の4つとなります。
- メモリーミス(覚えたつもりが、すぐ忘れる)
- アテンションミス(あるものに注意を払うと他が見えない)
- コミュニケーションミス(聞き手の認識違い)
- ジャッジメントミス(後から考えると判断に失敗してる)
ご自身によく当てはまるミスはありますでしょうか?
ミスと言っても、色々なミスがあります。
自分がどのようなミスをすることが多いかを把握することで、対策が明確にできます。
次から、それぞれのミスをご紹介します。
メモリーミス(覚えたつもりが、すぐ忘れる)
さっきまでやること覚えていたのに、何するかを忘れた・・・・
こんな体験ありませんでしょうか?
記憶に対する期待と現実のギャップで発生します。有名なのは忘却曲線です?
人の忘却率は、20分後に42%忘れ、1時間で56%、一日で76%となってます。
人って忘れやすいのね。。。
確かに恐ろしい数値ですよね。如何に人の記憶が当てにならないかを教えてくれます。
また、人が明確に、すぐに覚えれるのは7つ前後までだそうです。
しかも、心配事、気になること等があると1つでカウントされてしまう・・・
忘れてしまう前提で、対策することが重要ですね。
- 直ぐにできそうなことは先にやる
- メモをとる(短くてOK)
- より多く経験する(すでに知っていることを増やす)
- 相手の名前を覚えるために、挨拶時に相手の名前を何度も呼ぶ
アテンションミス(あるものに注意を払うと他が見えない)
資料は何度も見てるのに誤字脱字が残ってる・・・
それ、誤字脱字のチェックに集中していないですね。
文書とか本文の意味も一緒に考えてませんか❓
例えば、校正作業で本文の内容に気と取られると誤字脱字に気づかなくなると言ったように、1つ作業で他に注意を払うと、モノゴトが見えなくなってしまう現象です。
注意を減らすこと、集中状態に入りやすくすること、また最終的にはミスは起きる前提で動くことで対策が取れます。
・見るべき所を決める。
例えば資料を見る時の切り口を3C(自社、顧客、競合)と決めておくなど
・ルーティンを作る
・その仕事の意味を明確にする
・タスクを達成できるかギリギリのハードルで行う
(30分掛かりそうだけど、15分以内に終わらせる)
・簡単なTODOリスト
・チェック作業(誤字脱字は印刷して文脈は見ず、文字の間違いだけ見る)
コミュニケーションミス(聞き手の認識違い)
怒らす気がないのに、気づいたら相手を怒らせてしまった・・。
脳は、相手の話を聞いて省略された部分は、自分の記憶が反応して自動補完されててしまいます。
話しの内容が曖昧な部分が多いと、曖昧な部分は自分の経験を元に勝手に解釈してしまうというわけです。
その人の過去の経験から勝手に解釈して、会話中にズレが出てしまうんだね
- 具体的に、納期は期限を決める
- 相手に意識を向け、言葉の奥にある意味を考える(厳しい言葉だけど、私のため)
- 会話は、主語を””相手”に切り替えて話す。(こう思った→どう思う)
ジャッジメントミス(後から考えると判断に失敗してる)
落ち着いて考えたら、あんなことしなかったのに・・・
こんな思いすることありませんでしょうか?
人が判断するときには、”早い思考”と”遅い思考”があり、落ち着いて考えれないと
遅い思考が働かず、早い思考で判断してしまうそうです。
早い思考では、経験のないことに対して、最初の情報が頭のこり、判断ミスを起こしやすくなります。
よくふっかけで使われる技術で、
通常は1万円、しかし今なら五千円です
1万が5千円になるなんて、すごいお得だわ❗すぐに買わないと
落ち着いて考えてみて❗
それってもともと5千円の商品を1万円って言ってるんじゃないの?
アンカーと呼ばれる技術で、聞いてみると日常にありふれてみます。
タイムセールやお一人様3つまでといった限定商法もこの技術で、感情を揺さぶられることで正しい判断をできないようになります。
しかし、こういうアンカーも過去に経験していると”早い思考”でも同じ失敗はしたくない
とのことで、正しい判断ができるようになります。
「苦労は買ってでもしろ」といわれるように失敗して、判断力も磨かれていきます。
- 判断する際は感情的にならない、感情的ならその状況を認めて時間をかけて考える
- ミスを認めて、今後減らせるよう対策を立てる
- 失敗したことの後も考えて行動する
まとめ
脳のメカニズムからミスを減らす内容をご紹介しました。
普段はここまでミスを考えておらず、ミスしても流している方がほとんどだと思います。
記憶がすぐにとんでも、「年のせいかな」くらいで流してしまっていませんか?
まだまだこの本にはいろいろな情報が詰まっておりますので、興味の出た方はぜひ手にとって見てください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
コメント